その3 その基礎でガレ-ジつくれますか?

基礎


宅地盤より道路の方が低い敷地に建物が出来上がってから車庫をつくる場合。
車庫スペ-スと建物 との間の距離が十分確保されていれば問題は無いのですが、そうではなく車庫スペ-スと接する ような形で建物が建てられている場合は車庫に接する部分の建物基礎は深基礎(高基礎)でなければ不都合が生じます。
土を掘っていったら建物の基礎の高さが足りずに中に浮いてしまったということ に  なってしまいます。あらかじめ深基礎(高基礎)で計画されていればそんなことには なりません。

もし普通基礎で施工 されていたときは、新たに車庫と建物の間にそれなりの強度をもつ壁を設けなければならなくなり、車庫の巾や奥行が思っていた寸法より狭くなってしまうことがあります。

ただ建物の建築確認申請にも関わってくる問題も絡んできます。
深基礎(高基礎)で完成している場合、車庫部分の土を取り除けば基礎が高く見えます、そうな ることにより相対的に建物が高くなったのと同じことになり高さ制限に引っ掛かるということもありえます。

車庫を完成させたことにより建物の役所検査がとおらなかったなんてことになるのです。
それを避ける為にはやはり車庫と建物基礎の間にもうひとつ壁を造らなければならなくなります。
あまりスペ-スの無い敷地での掘り込み車庫の計画には注意しましょう。
 「車庫や自転車置き場をイメ-ジ」で車庫の広さについて述べています。