エクステリアをイメージしてみる

エクステリア
建物を計画するときには誰もがわりと具体的なイメ-ジをもっています。インテリアをイメ-ジするための資料は住宅展示場を筆頭に数多くあります。

システムキッチンは対面型かアイランド型のどちらにしようとか、浴室にはミストサウナやジェットバスをつけたいとか、システム収納があればいいとか、トイレは今流行の○○とか・・・

お客様のそんなこんなをまとめながら建物の設計士さんがプランをつくっていくわけです。

最近はエクステリアに関してもTOEXをはじめ新日軽など色々なメ-カ-が全国各地に大規模なショ-ル-ムをオ-プンされていますので、そこに足を運ぶことでエクステリアをイメ-ジすることが容易になりました。

エクステリアプランナ-の想い

最初のプランニングの段階でインテリアと同じレベルでエクステリアもプランしてほしい、いやしておかなければならないというのが私たちエクステリアプランナ-の想いです。

さらに詳しくいうと世間一般の設計士さんはインテリア重視です。敷地内にモデルハウスのような建物を予算を目いっぱい使って建てることに集中しています。でも良く考えてください生活の場は建物の内だけではありません、外回りを有効に使わなければ損をします。

新築を考えられたときたいていの人が住宅展示場に一度は足を運ばれるはずです。
住宅展示場のモデルハウスにもエクステリアは装備されています。坪庭もありますし植木や花も植えられています。が、現実的ではありません。

当社も大手住宅メ-カ-のモデルハウスのエクステリア工事を20物件程施工させていただきました。でもそこでのエクステリアはあくまでも建物のお飾りにすぎません。

「生活感がない」

通常であれば道路から室内が丸見えになる窓があれば植木などで目隠しをしますが、モデルハウスでそんなことをすると肝心の建物が見えなくなってしまうので絶対出来ません。
また、モデルハウスは展示場の管理会社に割り当てられた敷地に目一杯建てられているわけですから雰囲気の有るアプロ-チや門柱なんかもつくれません。もち ろんモデルハウスというのは基本的に建物の外観とインテリアを見るための設備ですから仕方ありません・・・。

でもどんなにすばらしい建物でもエクステリアがなければ綺麗な女性が裸で立っているようなものです。
素敵な着物(エクステリア)を着せてあげてこそ各々が引き立てあいより素敵な住まいとなるのです。

私たちがエクステリアの計画をするとき「建物をもう少しずらしておいてくれたらガレ-ジスペ-スが広がるので毎日の車の出し入れが楽なのに」って思うこと や、「どうして玄関がこんなところにあるの、これじゃ木も植えられないし、玄関扉を開けたときに道路から中が丸見えになってしまうのに」なんて思うことが 多々あります。

外構プランは建物プランの次になることがほとんどです

お客様の側から言い出さなければ、ほとんど同時進行とはなりません。
建物の配置が設計士さんに任せている以上、外構の基本的レイアウトにお客様の要望を取り入れられる範囲には限界があります。

これから家を建てようという人が希望の外構計画にしてもらうためには初期段階で屋外での家族の ライフスタイルをイメージし、その想いを伝えることです。具体的なデザインや使用する素材は後でかまいません。
野菜を育てるための菜園がほしいとか、芝生 を植えたいとか、犬を遊ばせたいとか、屋外でホ-ムパ-ティが出来る場所がほしいとか、防犯のために門扉を付けたいなどおおまかでいいのです。

そのイメ-ジを建物とセットにして敷地にゾ-ンニングしてください。
ではイメ-ジを膨らませゾ-ンニングしてみましょう!