その1 マンホールや水道管、その場所でいいですか?

マンホール
マンホ-ル(会所枡、点検口)は建物にとって絶対に必要なものです。
会所枡、小口径の点検口は排水管が接続される部分や曲がる部分に設けられます。

これらの位置はそんなに大きく変えることは出来ません。
エントランスやアプロ-チの目立つところにあたる場合は、化粧蓋を 用いて違和感無く仕上げることが出来ます。
ただ事前に外構計画がある場合にはそれに沿って多少なら位置や数の変更が可能な場合もあります。
もっとも気を付けておかなければいけないのは高低差の有る 敷地でのマンホ-ルの位置と排水管の据え付け高さです。
ここは要注意です。

たとえば宅地が道路より高い場合、建物が完成してから車庫部分の掘削を始めたとします。その時排水管が土間の仕上げ高さより高く配管されていた場合、掘っ ていくと菅が空中に浮いた状態になってしまい再度マンホ-ルの数を増やして配管のやり変えを行なう必要が出てきます。
(車庫部分を掘るまでは菅は土の中に 潜っているので見えません)

アプロ-チ階段をつくる場合も同じことがいえます。

そうならないように特に高低差のある敷地は車庫の奥行や巾、階段の位置などをあらかじめ決めておき、その旨を設計士さんに伝え建物の給排水計画に反映してもらいましょう。